My 余生 diary:介護の日々を思い出しながら・・・

施設にお世話になって12年目に亡くなった母の介護の日々を写真とともに懐かしみながら「余生日記」を綴ります

原点

2008年6月1日


義父です。COPDのため、酸素を入れています。



義父をこちらの施設に連れてきて、その後実母も入所し、ほぼ毎日面会の日々になりました。


やはりこれには多少のストレスがつきもの。


夫が仕事の関係もあってカメラを使っていたのでわたしも見よう見まねでかじり始めました。
面会に行く前に買い物をしにスーパーに寄って・・・そのスーパーのお隣が「住宅展示場」でした。モデルハウスの間に花壇やモデルガーデンが造られていたので、ここで自主トレ❣


そのうち、キャノンの地方会員向けの出張講座のお知らせを見て、少しでも参考になれば、と応募。なにしろ、すべて自己流でしたから。


ただ、テーマは「ポートレート」
人物、なんて義父と母、それにたまに施設のお仲間くらいしか撮ったことがありません。
さぁ困った・・・


出席のための宿題が「撮影したポートレート」2,3枚提出❣
あるものから選ぶよりほかないので、この義父の写真を持っていきました。


講師は、「その筋」ではかなり有名なプロのフォトグラファーさん。
参加者はほとんどが男性で(女性はわたしを含めてふたりだけ❣)、それもほとんどの方がかなりのこだわりを持った経験者、セミプロ級の方もちらほら・・・
もう穴があれば入りたい、くらいの肩身の狭さを感じてしまいました。


でもそこはさすがプロ❣
「いいんですよ、これで・・・なかなかいいじゃありませんか。とにかく尻込みしないで積極的にたくさん撮ることですよ」
なんだか急に肩の力が抜けてほっとしたのを覚えています。


それ以来、面会には必ずカメラを抱えて行き、なんでもないような表情も記憶にとどめておこう、とパシャパシャ撮ってきました。


ほんとに個人的な、記憶のためのメモ代わりのような写真ばかりです。
でも、これが今となれば想い出をたどる手助けになってくれていると思っています。


ちなみに、先ほどの講習会ではプロのモデルさんでポートレート」撮影実習も行われました。これももちろん初体験❣
難しくてろくに撮れなかったけれど楽しかった(^^♪
もし機会があったら、是非もう一度撮ってみたいなぁ。。。