デイサービス
こちらの施設入所を回避する代わりに、ヘルパーさんの訪問介助とデイサービスを受け入れた母だったが・・・
デイサービス通所予定日の前日夕方には、施設から
明日はデイサービスのお迎えに上がりますから待っていてくださいね~
と電話を入れてくれていた。
そのときは、
はいはい、よろしくお願いします。
となんの問題もなかった。
しかし当日の朝には
申し訳ありませんが、きょうは都合が悪くなったのでお迎えは結構です。
と母が施設に電話をかける。
週2回の予定だったが、毎回その調子で、結局母はデイサービスには一度も行かずじまいだった。
母の気持ちもわからないではなかったが・・・
この地に移ってきて40年、それでも「よそ者」感覚があり、いろんなサークルなどに参加して楽しんできたようには見えても、心底なじんでいるわけではなかった。
「わたしはここの者ではないから・・・」 ほぼこの地で育ったわたしは母のこの言い回しが嫌いだったが、母にはいつもつきまとっていた感覚、だった。
「もうそろそろ東京に帰りますのでね・・・」と言いながら。。。
(2008/12/15 撮影)
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