My 余生 diary:介護の日々を思い出しながら・・・

施設にお世話になって12年目に亡くなった母の介護の日々を写真とともに懐かしみながら「余生日記」を綴ります

入所断念・・・訪問介助

2007年秋に、母の独居在宅生活の危うさを感じて、義父が入所している施設への入所希望を相談した。
施設でも親身になってくれて、なんとか空室を確保してくれた。
しかし、まともに母を説得にかかったら、どうにも行き詰ってしまった。
母の拒絶態度は見事なくらいだった。


夫と相談して、こうなったらもう一度だけ、できる範囲でしかないが母をサポートしていこうと腹をくくった。


その際、入所は諦める代わり、
地元の特養ホームのヘルパーさんに来てもらうこと
デイサービスに行くこと
を条件に出した。


その時点では、母もこの条件を素直に受け入れた。
義父がお世話になっている施設にはお詫びをして、次の機会にはまた相談に乗ってくれるようお願いした。



そして、年が明けてから、ヘルパーさんが来てくれるようになった。
実は、昨日、引っ越しのための片づけをしていたら、“訪問ノート”が出てきたのだ❣
懐かしくて開いてみると・・・


2008年1月31日(木)
きょうは、3人でコーヒーをいただきながらお話をしました。よっちゃま(母)にクッキーも出していただきました。食器の後片付けをして、ガスの元栓を閉めました。


こんな感じで2月7日まで7日間、「お試し期間」としてヘルパーさんふたりが訪問してくれていた。
どの日も、「コーヒーやお茶を飲んで、お話して、後片付けをして・・・」
母は、ヘルパーさんにほかのことはなにもさせなかった。。。



(2008/11/20 撮影)
こちらの施設に入所後、ヘルパーさん派遣&デイサービスでお世話になった特養ホームが、母の2回目の個展を開催してくださった。
母を車に乗せて見に行った。
芳名帳に自分の名前を書く。
このときはまだ書けた❣
かなり緊張して、真剣にていねいに。。。


余談になるが、まだ自分の名前が書ける間に、金融機関の定期預金などは解約して、すべて普通預金に。
銀行に連れていって手続きなどはわたしがしても、とにかく本人を連れていき、自著させることが肝心❣ また、銀行の窓口の行員さんとは早いうちからできるだけ顔見知りになっておくことが肝要かと思っています。
介護をしているご家族のかたたちのご参考になれば。。。